この宿は、思い出の詰まった祖父の家の「納屋」をリノベーションして生まれました。ここは、 幼少期に遊んだ空間で、昔の庭はゲートボール場でした。集まったおじいちゃんやおばあちゃんと遊んだり、お話ししたり、とても心地よく落ち着く時間だったことを思い出します。年月も経ち、形は変わりましたが、今でもそう感じられる素敵な場所です。
祖父の家をこうして、郷乃恵・GOOYADOとして復活させて頂いたことが、母をはじめ、先祖の方々に対しての恩返しだと思っています。新しく作ることより、あるものを活かし、次の世代に繋げていくことが、私の中では、大切だと思っています。便利な施設ももちろんいいものですが、他人が関与しない、静かで心地よい「自分たちで作り上げる空間」の中で、ゆっくり流れる落ち着いた時間の過ごし方というのもありなのかなぁと思います。
代表取締役
渡辺 義文